2012年4月15日日曜日

メランション左派党 マルセーユ12万集会で、「第6共和制」「社会的共和」を話す

14日、2012年の仏大統領選挙候補である左派党(PG)ジャン・ジャック・メランションは地中海のマルセーユ南部プラド海岸で12万人を集め大集会を開いた。今回は労働者の集団解雇での代表者拒否権や、企業倒産・譲渡時の従業員の先買権、労働者のための永続的な職業社会保障などを取り上げて話した。これらは、左派党(PG)のみが打ち出した労働者の新権利拡大で、「社会的共和」、「第6共和制」を打ち立てる話しとなっている。



「文明の衝撃」を拒否し、「市民の蜂起」を「投票で」とメランションは話した。


すでにパリ・バスティーユ広場での集会と、「人民主権」を話したトゥールーズでの集会もメランションの左派党(PG)は大成功であった。

1時間20分に及ぶマルセイユ講演の中でメランションは地中海の潮風を浴びながら、「我々のチャンスとはそれは混血(メチス)である」と話した。

メランションは、総ての「文明の衝撃」を拒否すると話して、ヨーロッパ中での多くの混血を望んでいるという。

メランションはモロッコのタンジェに生まれ両親はアルジェリアで生まれた。祖父はスペインに生まれ、同氏は11歳の時にマルセーユにやってきている。


メランションには、サルコジやクロード・ゲアン内相(前エリゼ大統領官邸書記総監)らのキリスト教文明をイスラム文明など他の文明に対比して優位づける思考というのはない。そういう西欧文明優位の思考をハッチントンなどに毒されているとして真っ向から対立する平等史観がある。 

「アラブ諸国の革命」を祝福したメランションは、「チュニジアの負債を支払い停止にするよう」宣言した。また、「右派権力を壊滅しなければ、ば何もできない」と発言した。


【参考記事】

Mélenchon remplit sa plage