2013年4月18日木曜日

ロマ人少女に「スリ強制」のアミドヴィクにパリ裁判所は禁固15年

 パリでロマ人(ジプシー)の子供たちを使って観光客にスリを働かせていた大元締めと目されるアミドヴィク(Hamidovic)に、未成年者への犯罪強制と非人権的行為の罪で15日パリ軽罪裁判所は懲役刑15年の判決をだした。パリは日本人の旅行者も多くメトロではフランス語や英語の他に特に日本語でのスリ警報が案内がされている。ルーブル美術館の職員が東欧からの子供たちに唾を吐きかけられたり罵倒されたり暴力を加えられたりしていると抗議して、10日には突然に美術館が封鎖されている。 

 アミドヴィクは旧ボスニアの出身で東欧から来た未成年の女子に主にパリ市内のメトロでスリを強制させていた。1日の稼ぎが300ユーロ(約3万円)のノルマを満たさない場合にはタバコの火で焼かれたり、性的暴力などの折檻がされるとフランス通信(AFP)などでは報道している。

 アミドヴィクの家族ぐるみの組織では2009年度の稼ぎは130万ユーロ(約1億3千万円)を数えているという。

 パリ市内のメトロではロマ人の少女たちは小奇麗な服装で上客の近くのイスに7,8人座り込み、その中の黒い皮ジャンパーの青年が一人いて少女たちの中心者のようである。彼女たちはフランス語を話してはいなかった。彼女たちの座席脇に放置されていた新聞を私が取って読もうとすると、思ったとおり私を在留日本人と見たか彼女たちは逃げ去った。

 以前にパリ南近郊のグリニー市のロマ人キャンプに行ったことがある。ある家族の主人が出てきて丁寧な歓待をしてくれた。主人は「自分はパリのメトロで楽器を弾いて暮らしているがあまり儲からない」「金が無くなると泥棒もします」と平然と言った。愛想のよい主人には老婆と婦人がいて、男女1人づつ子供がいた。男の子の方は近くの小学校にかよっていて学校は好きだといっていた。